区画整理事務所の説明

登戸区画整理事務所の説明 2021年7月19日 聞き取り

1 事業の目的

 多摩区登戸地区は都心に近く、交通もJR南武線、小田急線が通り、利便性がよく、高度経済成長とともに人口が急激に集中し、今まで田んぼ、畑だった所が急激に市街化しました。その結果、道路は狭いし、下水道も入っていないんだけど低層の木造住宅が密集し、防災や衛生などの生活環境に大きな課題がありました。例えば、消防車が入っていくのに、道幅のないような道路で、木造住宅が密集して連なっている状態が、区画整理をやる前にありました。そういう課題を解決するために、区画整理をして、

 幹線道路(都市計画道路)を造る あるいは生活する道路も救急車が入って普通の生活ができる区画道路を造る、駅前広場を造る、公園を整備する、下水道を整備するといった公共的基盤を整える必要がありました。所有している土地(例えば、細長くて間口が狭いとか、大きな土地を持っているが道路とちゃんと接道していないとか)を整形化して建物を防災性のある建物に更新、建て替えを促進する必要がありました。防災性を向上させ、生活環境を改善し、川崎市の生活拠点にふさわしい健全な市街地をつくることがこの事業の目的です。  公共側の整備・改善民間側の宅地利用の増進とを一体的に整備することを土地区画整理事業といいます。                                              

2 施工地区 

登戸駅、向ヶ丘遊園駅周辺の商業地がある多摩区の中心市街地37.6ha        この地域には多摩区役所(図書館、保健所、市民館を含む)、NTT東日本、 登戸郵便局などの公共公益施設があります。

3 主な経緯

昭和50年 地元の人との懇談会が開かれました。                   昭和56年 川崎市の土地区画整理事業とすることで懇談会と合意しました。      昭和63年 事業計画を決定し、施行事業が始まりました。              令和8年3月31日が事業完了年度なので、それまでに早く完成させます。

4 令和3年7月時点の進捗状況

土地、建物は9割くらい、移転スケジュールが決まっています。移転先が決まっていない土地、建物は5%くらいです。道路は7割くらいできています。新設する3つの街区公園については、令和2年度に市民と公園計画づくりのワークショップを開催しました。

 

リターン

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